プレスリリース添削・批評・書き方講座

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★3 株式会社イマジオム:イマジオム、低価格のハイスピードカメラシステム 「瞬間ハンター」を大幅に高速化! 従来の約2倍、毎秒1,000フレーム以上を実現

イマジオム、低価格のハイスピードカメラシステム 「瞬間ハンター」を大幅に高速化! 従来の約2倍、毎秒1,000フレーム以上を実現

~プロリンクスの技術協力のもと、IDS社の最新カメラに対応~ 

おー、簡潔にして言いたいことを詰めている、いい感じのタイトルではないでしょうか。

 株式会社イマジオム(本社:茨城県日立市代表取締役:高木 太郎)は、株式会社プロリンクス(本社:東京都千代田区、代表取締役:椎名 康雄)の技術協力を得て、イマジオムのハイスピードカメラシステム「瞬間ハンター」で、従来の2倍である毎秒1,000フレーム(動画を構成するそれぞれの静止画。いわゆる「コマ」)を超える高速撮影を実現。2016年6月13日(月)にリリース予定であることを発表いたします。

 イマジオムの「瞬間ハンター」は、手持ちのパソコンに専用ソフトウェアをインストールし、高性能化・低価格化の進む産業用カメラをつなぐだけで構成することのできるハイスピードカメラシステムです。汎用品を活用することで20万円を下回る価格を実現、研究開発や教育などの幅広い分野で高速撮影にご活用いただけます。 

「従来の2倍である」は「従来の2倍となる」だね。フレームの説明は流石に不要では? また、わからない人へ向けているなら、これでもわからないよ。

 

リリース予定であることを発表いたします。」って軍隊かw 「月のリリースを予定しています」でいいよ。

 

することのできる」はくどい。「構成できるハイスピードカメラ」と普通に書けばいい。次の文章もぎこちないか。

■「瞬間ハンター」のコンセプト

 人間の目では捉えきれないすばやい事象の観察には、ハイスピードカメラを使う方法が一般的でした。しかし特殊な部品で構成されるハイスピードカメラは大型で高価な機材が多く、また高速撮影を必要とするすべてのユーザが10,000FPS(フレーム/秒)の高速性を求めているわけではありませんでした。

 そこで当社では、一般的なWindowsパソコンに産業用カメラを接続して高速に動作させるソフトウェアを開発し、低価格なハイスピードカメラとしての利用を可能にしました。工場などで使われる産業用カメラは、ここ数年の間に高性能化と低価格化が急速に進み、10万円を下回る価格でありながら500FPS以上の速度を持つものも現れています。産業用カメラを使うことで低価格なハイスピードカメラを実現する、これが「瞬間ハンター」です。

「一般的でした」っていうと過去形。でも、これもハイスピードカメラの一種でしょう? 過去形にするなら高価もしくは1万fpsなのが過去というふうに書かないと意味がわからない。

 

これが「瞬間ハンター」です」と読んで、かえってわからなくなった。あれ、ハイスピードカメラのリリースじゃないの? 仕組みのこと? 特許のこと? わけがわからない。

■IDS社製カメラの性能を引き出し、毎秒1,000フレーム以上の高速撮影を可能に

 今回のバージョンアップでは、ドイツの産業用デジタルカメラメーカーであるIDS社製カメラのための専用インタフェースを新たに開発することで、「瞬間ハンター」の高速化を実現しました。アプリケーション(プログラム)でカメラを使うには、カメラをWindowsに認識させる「ドライバ」と、ドライバから出力される映像を受け取る「インタフェース」の、2つのソフトウェアが必要になります。

 従来の「瞬間ハンター」は、IDS社製のカメラから「DirectShow」(ダイレクトショー)という手段を使って映像を受け取っていました。しかしIDS社製のカメラドライバは、DirectShowよりも高速な別の手段を用意しており、最新型のカメラとの相性を高めていました。そこで当社では、この手段を使用して、IDS社製のカメラドライバと「瞬間ハンター」の本体をつなぐ、新たなインタフェースを開発することにしました。

 専用インタフェースが完成したことにより、「瞬間ハンター」は最新のIDS社製カメラの優れた性能を存分に引き出すことができるようになりました。

あー、DirectShow懐かしいw 原稿を書くときには確かに欲しい情報。でも、リリースにここまで書くのはどうかと思う。しかもやっていることは、革新的と言うよりは、手間はかかるものの、失礼ながら当たり前に近い作業なのでさらっと流した方がいい。

■推奨カメラのあらまし

 今回の検証では、IDS社製の産業用カメラ「UI-3180CP Rev.2」と「UI-3140CP Rev.2」を使いました。

 「UI-3180CP Rev.2」は、2,592×2,048ピクセルのフル解像度でさえ72FPSの高速撮影ができる画期的なカメラです。解像度を下げればさらに高速な撮影も可能です。また動きのある被写体でも映像が歪まないグローバルシャッターを採用している点も魅力です。

 「UI-3140CP Rev.2」は、1,280×1,024ピクセルのフル解像度で224FPSでの高速撮影ができる高性能のカメラです。このカメラもグローバルシャッターを採用しており、被写体に動きがあっても映像の歪みが生じません。

<最高撮影速度>
カメラ     :UI-3180CP Rev.2/UI-3140CP Rev.2
FSP(VGA解像度) :1,005     /846
FSP(QVGA解像度):1,993     /2,564

<推奨カメラ画像>
https://www.atpress.ne.jp/releases/104478/img_104478_2.png
※「UI-3180CP Rev.2」と「UI-3140CP Rev.2」の外見に違いはございません。

え? 久しぶりに見たよ「あらまし」。で、これ誤用だよ。たぶん辞書の内容の「概要」ってところに反射したんだろうけど、これはストーリーのあるあらすじ、といった方向に使う言葉。ここの説明はちょっと違うよね。

 

「今回の検証で採用した推奨カメラについて」とかでいいのでは。

■「瞬間ハンター」の特徴
<高速撮影が可能>
 使用するカメラの性能によりますが、VGA解像度(640×480ピクセル)なら500FPS、QVGA解像度(320×240ピクセル)なら1,300FPSを超える高速撮影が可能です。IDS社製カメラを使っての検証では、VGA解像度で1,005FPS、QVGA解像度で2,564FPSの速度が得られることを確認しました。

<操作が簡単>
 パソコンにカメラを接続し、画面にある「撮影」ボタンを押すだけで映像を記録することができます。簡単な操作なので、どなたにでもお使いいただけます。

<トリガタイミングの選択が可能>
 「撮影」ボタンの押された時刻を基準とし、直後の映像を記録する「スタートトリガ」、前後の映像を記録する「センタトリガ」、直前の映像を記録する「エンドトリガ」を使い分けることができます。

<自動スローモーション>
 撮影した映像には自動的にスローモーション処理を行い、互換性の高い30FPSの動画として記録します。高速撮影された映像にあらためてスローモーションをかける必要がなく、撮影したその場で詳細に観察することができます。

<低価格>
 「バンドルライセンス」を選べば、産業用カメラと合わせて購入しても20万円以下。これまで敷居の高かった高速撮影を手軽に行うことができます。

「(320×240ピクセル)なら1,300FPS」って、そんなにすごいのかな。自分が使っているデジカメもうちょっと画像小さいけど1000fpsはあるよ。数万円のやつ。でも、絶対に違うから製品化しているのから、そこをわかりやすく伝えて欲しかった。VGAで1000fpsは確かにすごいが。例えば、1秒を15分間に伸ばして再生できますとか。

 

バンドルライセンスか・・・結局このリリースは何を売っているのだろう。まったくわからない。タイトルにあるくらいだから「ハイスピードカメラシステム」なんだろうけど、カメラは別売りなのかバンドルなのかセットなのか。ソフトがメインなのかコンサルするのか。20万円という数字はカメラなのかソフトなのか両方なのか。

 

ただ、ニッチな市場なので、書く方も買う方も興味があれば、問い合わせする製品なので、キーワードをちりばめたこのリリースは効果あるかも。でもなぁ、プロが書けば、この段階で営業マンとして使える武器なのにもったいない・・・と思う。

 

本日のプレスリリース 

www.atpress.ne.jp