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プレスリリース添削・批評・書き方講座

日々公開されるプレスリリースをただ分析・批評・添削するサイト http://releasecriticism.hatenablog.com/entry/2015/09/01/000000

★4 ハチ食品株式会社:日本初の国産カレー粉を開発した 大和屋二代目 今村 弥兵衛伝承 「蜂カレー」シリーズ発売

日本初の国産カレー粉を開発した
大和屋二代目 今村 弥兵衛伝承
「蜂カレー」シリーズ発売

 初めて見るメーカーだけど、クリックしたくなるタイトルで、開いてしまった。別に名文なわけじゃなく、カレーに惹かれただけだが。

 

タイトル、シンプルで無駄がないけど、3行だし、どこがメインなのかわかりにくいね。彼ら的には常識なのかもしれないけど、「初の開発者」が「二代目」というのも説明されなくちゃわからないし、「今村 弥兵衛」の名前に空白を入れるのはナンセンスだし、体言止め2連発もいただけない。「○○伝承」 だけど日本語の使い方間違ってる。人づてに聞くことや後世に伝えていくこと、という意味で、何言ってるのかわからない。ノリなんだろうな。今村さん秘伝の、とか継承している、とかの意味で。

ハチ食品株式会社(大阪府大阪市、代表取締役:土居 鋭一)は、日本初の国産カレー粉を開発した大和屋(現:ハチ食品株式会社)二代目、今村 弥兵衛伝承の調合を元に開発した「蜂カレー」を2016年3月28日(月)に発売することをご報告いたします。  

 「発売することをご報告いたします。」書き慣れていないんだなぁ笑 「発売いたします」でいい。内容もタイトルの繰り返しで、情報が増えてない。ここはさらっと違う日本語を使うのが通だよ。

■蜂カレー誕生の経緯

今回発売する「蜂カレー」は、1905年(明治38年)にハチ食品(当時:大和屋)二代目の今村 弥兵衛が、日本で初めて国産カレー粉を開発した当時の調合レシピを伝承し、現代人の嗜好を踏まえ開発した商品です。22種類のスパイスを調合し、パッケージには、発売当初から変わらぬ「蜂のマーク」のデザインを用いています。
そもそも、「蜂カレー」は大阪で薬種問屋を営んでいた、今村 弥兵衛がある日、漢方薬をしまってある蔵に入ったところ、なにやら良い匂いが…。その香りが、当時海外から輸入されていたカレーの匂いと似ていることに気付き、良い匂いのする柳行李をあけるとウコンや唐辛子といった香辛料が入っていたことをきっかけに、弥兵衛はカレー粉製造に勤しみ、当時、日本初の国産カレー粉を「蜂カレー」と名づけて発売しました。
当時の商品からパッケージには「蜂」のマークが描かれていたため、カレーライス自体が目新しかった当時は、「本物の蜂が入っているのですか?」というお問合せも多かったと言います。その後、関西や九州をはじめとした全国の家庭に広まっていった蜂カレー粉でしたが、昭和後期に販売休止。
しかし、販売休止から何十年も経つ今でなお、「蜂のマークの付いたカレーはどこで買えますか?」といった問合せをお客様からいただくことが少なくありません。
日本で初めて国産カレー粉の開発を行ったカレーカンパニーのハチ食品として、日本人のカレーの原点である「蜂カレー」をお届けしたい、美味しい本格的なカレーを召し上がっていただきたいという想いから、「蜂カレー」をリニューアルして生産することになりました。

おー、いきなりの長文。

「今回発売する「蜂カレー」は、1905年(明治38年)にハチ食品(当時:大和屋)二代目の今村 弥兵衛が、日本で初めて国産カレー粉を開発した当時の調合レシピを伝承し、現代人の嗜好を踏まえ開発した商品です」

1文も長いね。で、これ「今村が」「現代人の思考を踏まえ~」にかかっているとも取れる。というか、そういう風に読むのが普通。こんな複文を素人が書くなんて、誤読を引き起こすに決まっている。

「22種類のスパイスを調合し、パッケージには、発売当初から変わらぬ「蜂のマーク」のデザインを用いています。」 

同じ文章にスパイスの種類数と蜂のことを書く必要があるのか。いや、ない。

そもそも、「蜂カレー」は大阪で薬種問屋を営んでいた、今村 弥兵衛がある日、漢方薬をしまってある蔵に入ったところ、なにやら良い匂いが…。その香りが、当時海外から輸入されていたカレーの匂いと似ていることに気付き、良い匂いのする柳行李をあけるとウコンや唐辛子といった香辛料が入っていたことをきっかけに、弥兵衛はカレー粉製造に勤しみ、当時、日本初の国産カレー粉を「蜂カレー」と名づけて発売しました。 

何か、会社のパンフレットから持ってきたのかな。リリースなんだから、普通に書けばいいよ。手間でもね。「そもそも、」なんて絶対使っちゃだめだし、三点リーダーも不要。というか、三点リーダーの使い方からして間違ってる。この時点で、国語の成績が悪い日本人が書いていることがわかる。外人は三点リーダー使わないからね。

「本物の蜂が入っているのですか?」というお問合せも多かったと言います」

リリースには全く不要な情報。

■「蜂カレー」名前の由来 蜂やハチミツは入っていません!

「蜂カレー」という商品名から「本当に蜂が入っているのですか?」、「ハチミツがたっぷり入った甘いカレーですか?」と聞かれることが多いのですが、蜂やハチミツは入っていません。「蜂カレー」の名前の由来は、当社二代目であり日本発の国産カレー粉の開発者である、今村 弥兵衛が薄暗い蔵の中でカレー粉の試作に取組んでいる時、弥兵衛がふと顔を上げると、窓に一匹の蜂が止まっていて、その蜂に朝日が注がれ、黄金とも飴色とも言えるような輝きを放ち、その輝きがえも言われぬなんとも素晴らしい光景に見えたため弥兵衛は、このカレー粉の名前を「蜂カレー」に決めました。 

だからリリースには「「蜂カレー」という商品名から「本当に蜂が入っているのですか?」、「ハチミツがたっぷり入った甘いカレーですか?」と聞かれることが多いのですが、」のような文章はいらない。悪印象。しかも、この内容なら、さらっと紹介する程度にしておいた方がいい。物語になってない笑

■「蜂カレー」のコンセプトと5つの特徴

「蜂カレー」は日本初の国産カレー粉を開発した、当社二代目今村 弥兵衛伝承の調合にもとづきカレーカンパニーハチ食品のフラグシップとなるべく、原料となるスパイスの選定、調合、製法全てに最高峰を尽くして開発しています。

5つは箇条書きにしてるけど、コンセプトはどこに? 「フラッグシップになるべく」かな。変だよ。しかもどうでもいい内容。この項目は全部不要。

■現代人の食生活に合わせ蜂カレー粉を使用したレトルトタイプ

 「蜂カレー 本格ビーフカレー」を同時発売
調理の時間をかけずに簡単に召し上がっていただけるよう、レトルトタイプ「蜂カレー 本格ビーフカレー」を同時発売いたしました。「蜂カレー」のカレー粉とカレールーを使用し、デミグラスソース、フォンドボー、生クリーム、バターでコクをつけたソースに角切りの存在感ある牛肉を加えて仕上げています。コクと深みがあり、カレー好きには一度は食べていただきたい逸品です。

「同時発売いたしました。」って変。「~もラインナップしました」「発売しました」とか普通に書けばいい。

 

さて、日本語のレベルは低い。しかし、リリースとしてはどうか。迫力と魅力があるのでは。だって食べたくなった。

 

本日のプレスリリース ★☆

www.atpress.ne.jp