プレスリリース添削・批評・書き方講座

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★3 ソニービジネスソリューション株式会社:山陰中央テレビジョン放送株式会社に新システム「オートメーションサブシステム」を受注

さすが、ソニー系列か、しっかりウェブサイトにも掲載。

山陰中央テレビジョン放送株式会社に、新社屋報道サブシステムとして
仮想化技術を活用した機能集約型の新システム「オートメーションサブシステム」を受注

2行に渡ったタイトル。絶対長過ぎるんだけど、4つの要素、全部入れたいなら、しょうがない、という感じか。でも、「~に」「受注」っていみわからないよね。常識的に考えて、山陰中央テレビから発注してもらったってことでしょう? これ日本語間違ってるよ。また、システムが重なっているので

仮想化技術を活用した新社屋報道サブシステム

「オートメーションサブシステム」を山陰中央テレビジョン放送株式会社より受注

かね。

 ソニービジネスソリューション株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:宮島和雄、以下ソニービジネスソリューション)は、このたび、山陰中央テレビ ジョン放送株式会社(以下、山陰中央テレビ)が、松江市に建設中の新社屋内報道サブ向けに、ソニービジネスソリューションが開発した新しいニュース送出シ ステム『オートメーションサブシステム』を受注しました。

え、日本語ひどくない? 小学生でも書かないよ。「SBSは」「中央テレビが~報道サブ向けに」「SBSが開発したシステムを」「受注しました」って、読みようによってはってどころではなく、まったく日本語が通じない。組織名とタイトルからコピーペーストして、ひどいことになっている。ここまで大きい組織なら上司のチェックがあるだろうし、そもそも、リリース配信会社はなにかアドバイスしないの? それは仕事に含まれていないのかな? ひどすぎてビビる。ソニーファンなのでこれはちゃんとした方がいい。恥ずかしすぎる。

 ソニービジネスソリューション株式会社(本社:東京都港区、以下ソニービジネスソリューション)は、山陰中央テレビ ジョン放送株式会社(以下、山陰中央テレビ)から、松江市に建設中の新社屋内報道サブ向けとして、新しいニュース送出シ ステム『オートメーションサブシステム』を受注しました。

でしょう。

 山陰中央テレビは、山陰の情報発信基地として新たな飛躍を遂げるべく、新社屋のシステム構築を進めています。特に「TSK みんなのニュース」に代表される報道番組は地域の方々への情報発信において重要な役割を担っており、より魅力的なコンテンツを、正確かつ迅速に視聴者に提 供できる体制を整えることを目指しておられます。

飛躍を遂げる、って辞書にもあるからいいんだけど、飛躍する、でいいよね。あと、顧客をリリースで持ち上げるのって、すごい違和感がある。しかも、ソニーが、だよ。ちょっとこれは違和感がありまくり。こういうのは、普通に書く。問題点があり、それを解決するソリューションを提供するという流れ。で、後半でお互いの会社紹介をすればいい。そこでは褒めてもOK。リリース本文で書くから「目指しておられます」とか前人未到のリリース文章を書くハメになる。

 『オートメーションサブシステム』は、ニュース番組のオンエア支援として活用されているワンタッチコントロールによる送出システムにおいて、新しいソ リューションを提供するものです。従来、放送機器を制御するために機能ごとにIT機器を設置する必要がありましたが、これらの役割を仮想OS上で動作をさ せて1台のサーバーに集約し、この1台で全ての機能が実現できるようになります。これにより、IT機器の削減が可能となり、合わせて、メンテナンス性の向 上、柔軟な拡張性を提供できます。また、XDCAMプロフェッショナルメディアステーションをシステムの基幹となる送出サーバーに採用 することで、効率的なファイルベース送出を実現するとともに、緊急対応力を高めることもできます。さらに、お客さまの操作性に直結するGUIは、柔軟にカ スタマイズ可能です。これらの特長により、少数精鋭スタッフでの正確で迅速な報道番組の放送を、強力にサポートします。本システムは、2016年8月末か ら運用を開始する予定です。

さて、メインですな。

『オートメーションサブシステム』は、ニュース番組のオンエア支援として活用されているワンタッチコントロールによる送出システムにおいて、新しいソ リューションを提供するものです。

いやー何も言ってないよね。ちょっとまれに見るひどさ。ニュース番組からおいてまでが長く、それが説明かとおもいきや「おいて」ときたのに、そこの新製品ですよ、で終わってる。また、ここで「ワンタッチコントロール」に触れる必要はゼロだよね。

 

その後もひどい。「これらの」「この」「これにより」「また」「さらに」「これらの」って、普通の文章を書けば、こうならない。文章をぶつ切りでつなげ、構文を一切考えないからこうなる。読みにくいわ、頭に入らないわ、いいことない。

 

GUIカスタマイズのメリットが書いてない。「少数精鋭」とか、クライアントを持ち上げるのとても気持ち悪い。情報として全く不要。少人数と書かなければダメ。

 

リライトしてみよう

 『オートメーションサブシステム』は、ニュース番組のオンエア支援として活用されている送出システムを1台のサーバーに集約し、IT機器の削減と、メンテナンス性の向上、柔軟な拡張性を実現します。従来、放送機器を制御するためには、機能ごとにIT機器を設置する必要がありましたが、これらの役割を仮想OS上で動作をさせ、1台に全ての機能を集約しました。

 また、システムの基幹となる送出サーバーには、XDCAMプロフェッショナルメディアステーションを採用し、効率的なファイルベースの送出を行い、緊急対応力を高めることもできます。操作性を左右するGUIは柔軟にカスタマイズでき、☆☆☆☆☆。これらの機能により、少数人数スタッフでの正確で迅速な報道番組の放送を強力にサポートします。本システムは、2016年8月末から運用を開始する予定です。

100倍まし。最初に新システムのいいところを言い切る。その後、説明。フリを回収していないGUIは「短時間で使い方を習熟できます」とか「初めてでも迷わず使いこなせます」とかを入れないとダメ。気持ち悪いアゲはなしにする。

 ソニービジネスソリューションは、ソニーのプロフェッショナルソリューション事業において、放送局や一般企業、スタジアム、映画館、官公庁、大学など 様々な市場に向けて、お客さまのニーズに合わせた映像ソリューションを提供してまいりました。今後も、ハードウエアのみならずアプリケーションやコンテン ツも合わせたソニーの提案力により、お客さまのパートナーとして共にビジネスを発展させてまいります。

これはOK。定型文なのかな。テレビ局のことを褒めるなら、この前か後に項目立てすればよかった。

 

Good>サイト掲載、情報の揃い、画像のわかりやすさ、問い合わせ完備。Bad>クライアントの気持ち悪いよいしょ、切り貼りして破綻した日本語。プラスマイナスで★3つ。

 

本日のプレスリリース ★☆☆

2015年11月12日 | 2015年 | プレスリリース | ソニービジネスソリューション株式会社