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プレスリリース添削・批評・書き方講座

日々公開されるプレスリリースをただ分析・批評・添削するサイト http://releasecriticism.hatenablog.com/entry/2015/09/01/000000

★3 テモナ:ウェブ接客ツール「ヒキアゲール」を提供

リリースの配信とともに、ホームページでも配信開始。当然こうあるべきだよなぁ。いいことです。

 

ただ、ホームページを開いて、フォントの小ささにびっくり。100%表示でも超文字が小さい。どうしたんだろう。まぁ、ともかく、内容をチェックしてみよう。

通販サイトで自動的に『おもてなし』 ウェブ接客ツール「ヒキアゲール」を提供開始

がタイトル。文字数は最適。体言止めで、スペースかぁ。ちょっと微妙だが、内容は伝わるか。でも、もうちょっとわかりやすいほうがいいよね。異なるカッコを2つ入れるのも微妙。製品名と口語強調なら、カッコの使い方が逆だし。

 

「通販サイトの○○(指標)を向上させるウェブ接客ツール~~」と普通の日本語で書くべき。

定期通販専門カート「たまごリピート」を提供するテモナ株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長:佐川隼人)は、通販サイトの来訪客に最適なクリエイティブ(商品バナーや案内ページ)を自動的に表示するウェブ接客ツール「ヒキアゲール」のユーザーインターフェースUI)刷新や成果集計機能の強化、設定の簡略化などの大幅なバージョンアップを行った「ヒキアゲール」を101日(木)より提供開始します。

しかし、文字が小さくて読めない。これは絶対に修正しないとだめだ。また、文章は相当ダメダメ。まず、これが1文というのが絶句。2~4文に分けてもいいレベル。次に、クリエイティブをカッコで説明するのはなし。そもそも、言葉がつかえないからと言って、かっこで追加説明をするような手法は稚拙すぎる。文章で書こう、文章で。で、恐るべきは、「ヒキアゲール」のUIを強化した「ヒキアゲール」を提供、と書いている。これ、推敲すればミスだって誰でもわかるよね? 日本語ができない人がリードを書くのは避けたほうがいい。

 

1発目に画像を入れるのはいいね。製品の図解だし。ちょっとわかりにくいけど、ないよりまし。

ヒキアゲールはリピート通販企業を中心にECサイトでのアップセルやクロスセル、ABテストを支援するウェブ販促ツールとして201410月に提供開始しました。

意味が通じない。「「ヒキアゲール」は「通販企業を中心」に「テストを支援するツール」として提供した。」とはなんのことか。「リピート商品を扱う通販企業向けに、」ということを言いたいのかな。

通販サイト来訪者のCookie情報と顧客属性情報(表示回数・注文日・購入商品など)から自動的に来訪者の状態に最適なバナーやページなどのクリエイティブを表示する「ステップクリエイティブ機能」があります。

続く文章も。まず、こんな長い文章なのに主語がない。「○から○に最適な○を表示する機能があります」って、何について言ってるんだ。「ヒキアゲール」に搭載されています、ということかな? しかも、カッコを使ってる。これ、普通の文章で言えるよね。

 

「ステップクリエイティブ機能」の説明をしたのに、続く文章でまた、「ステップクリエイティブ機能は~」と説明して、何に言及しているのかわかりにくい。

すでにお試し商品を購入している顧客に同じお試し商品の案内をするなど

「など」ってなんだ。1つしか書いてないのに、などってかくと頭悪く見える。バックにたくさんあるようにも見えないし。本当にたくさんあるなら、2個以上書こうよ。2個しかないなら、などじゃなくて普通に言えばいい。

■競争激化するEC市場で求められる「ウェブ接客」
ネットの通販業界は広告運用技術やソーシャルメディア活用により集客面を強化することで市場拡大をしてきましたが、企業の相次ぐEC参入により競争激化しています。各通販企業では一度獲得した顧客を逃さないために実店舗の様な手厚い接客を通販サイト上で行う施策にシフトしています。

製品の機能のあとに、存在意義を伝えるのはGood。ただ、やっぱり助詞を使わないので、アニメの中の中国人が言うような文章になってる。

 

「集客面」って何?言葉のチョイスが適当なんだよなー。「面」って必要なのかね。とにかく、書いていることに自信がないからか、意味をあやふやにするように努力している。もったいない。競争激化は「が」を入れて普通の文章にしよう。次の主語の「各通販企業では」ってのは文法はいいけど、ダサいよなぁ。「近年は、顧客を手厚い接客で囲い組むのがトレンドです。」とかにすればいいのに。

テモナでは、定期販売特化通販システム「たまごリピート」導入のお客様700社の声を元に通販サイト上での接客に研究を重ね、ウェブ接客ツール「ヒキア ゲール」を開発・改善して参りました。通販サイトで買い物をするときに来訪者それぞれに最適なコンテンツの提案・表示をすることで来訪者にとって利用しや すい通販サイトとなり、結果的に導入後の月額売上が150%、CVR2倍、定期加入者数1.3倍アップした事業者もいます。
また全ての通販企業に利用していただくためにユーザーインターフェース(UI)を含めた大幅な改善を行いました。

1つ目は改行したら空白行入れてるんだから、2つ目もしようよ。なんで一度も推敲せず、アップロードするのか?

 

最後の段落、内容がなさ過ぎて、言う必要なし。言うならちゃんとやる。頑張った内容を全部見て!というのは稚拙なうえ、効果がない。

 

売上アップ効果はユーザーとしてぜひ知りたいところ。とはいえ、「~した事業者もいます」として、売り上げ150%upと書くと、ん?それだけ? と受け取られかねない。正直に言うのではなく、ここは、一例、みたいにして、このくらい普通~のように紹介したほうがいいのでは?

ヒキアゲールの新しい3つの特徴

特徴1:新機能「ステップクリエイティブ機能」の追加

来訪者の顧客属性や過去の購入履歴とブラウザのCookie情 報を組み合わせることでその顧客の状態に最適なクリエイティブ(案内ページや商品)を表示することが可能になりました。この機能を改良し、ステップクリエ イティブ機能を設けました。メールマーケティングで行われるステップメールの考え方を踏襲し、顧客の状態や時間経過に合わせたクリエイティブの表示切り替 えを行い、購入やアップセル、クロスセルを促します。

製品特徴をがっつり言うのね。まぁ、これもOK。でも日本語がぐちゃぐちゃなんだよなぁ。

「来訪者の顧客属性や過去の購入履歴とブラウザのCookie情 報を組み合わせることでその顧客の状態に最適なクリエイティブ(案内ページや商品)を表示することが可能になりました。この機能を改良し、ステップクリエ イティブ機能を設けました。」

 

って、「履歴とクッキーを組み合わせることで顧客に最適な○を表示可能になった。この機能を改良し、○機能を設けた」文章だけど、前半で可能になった、ってならこれが新機能の説明に読めるよね。なのに、それを改良したのがステップクリエイティブ機能というなら、前半はなんなんだよ、となる。このリリース全般的にそう。文章を読んでない、書いた経験が少ない人が書き、誤字脱字だけ誰かがチェックしたレベル。もったいない。

 

あと、図版がわかりにくい。要素を詰め込みすぎで、内容が伝わらない。これ、パワーポイントから引っこ抜いてきてるんじゃない?もっとシンプルにしないと意味がない。

 

特徴2、「簡単に使用出来ます。」って、ワープロの変換で出てくれば、使っていいってもんじゃない。本当に、手書きでも出来ます、って書くの?

 

特徴3、

昨年提供開始したヒキアゲールは、2ス テップの引上げ率アップに特化したリピート通販企業専用のツールでした。今後は、過去の購入回数の集計や各商品の購入履歴の集計を可能にし、一般商品の通 販サイトだけでなく、クレジットカード申し込みサイトなどでも利用することができる様になります。また、ヒキアゲールで利用するCookieが新仕様になり、さらに顧客に対してスムーズにウェブ接客が出来る様になりました。

ほげー! 今回紹介している製品でもあるのに、「~でした」って過去形。びっくりだよ。「できる様」ってなに。感じにすればいいわけじゃない。本を読もうよ、本を。読書をまったくしていないのがわかる。

 

「クッキーが新仕様になり」って変でしょう。また、これを誰がやったのかもわからない。「出来る様」のダブルコンボも見つかった。

 

問い合わせ先入れようよ、常識。

 

本日のリリースは、いい感じの製品だということはなんとなくわかる。図版を入れまくっているのもGood。情報も入っているように感じるし、レイヤーもそろっている。

 

でも、日本語がダメダメすぎて、読めないレベル。リリースのフォントが小さいのもNG。図版もないよりはいいが、要素が多すぎて、理解の促進に役立ってない。ワープロの変換に頼りすぎて、常識的な漢字の使い方ができてない。もったいない。次回以降は、きちんとした人の推敲フローを入れたほうがいいでしょう。

 

本日のリリース ★☆☆

通販サイトで自動的に『おもてなし』 ウェブ接客ツール「ヒキアゲール」を提供開始