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プレスリリース添削・批評・書き方講座

日々公開されるプレスリリースをただ分析・批評・添削するサイト http://releasecriticism.hatenablog.com/entry/2015/09/01/000000

★4 アディーレ法律事務所:中京エリアに2拠点同時オープン

法律事務所のリリース。ホームページへの同時記載なし。とはいえ、同じ内容のお知らせがあるので、混乱することはないか。

津支店、豊橋支店、中京エリアに2拠点同時オープン! 費用の不安を解消し、安心して相談できる弁護士を目指して。

新製品のリリースにはふさわしくないトーンだが、弁護士事務所という信用信頼が大切なら、アリ。自分の会社名を入れてないのもすがすがしい。知名度に自信があれば、できる手ですな。これを記事にする際、文字数に組み込むのはライターの仕事だから。

 

ただ、「費用の不安を解消し、安心して相談できる弁護士を目指して。」の日本語が変。細かくチェックすると文法的には間違いじゃないんだけど、意味が通じにくい。弁護士を目指すって誰がだ。で、目指すために2拠点同時オープンをするというのも論旨が通らない。最後の読点も変。

 

やるなら

津支店、豊橋支店、中京エリアに2拠点同時オープン!

~費用の不安を解消し、安心して相談できる環境をご提供します

とか。主語は何か、を明確に意識する必要がある。

 

より身近なリーガル・サービスを目指す弁護士法人アディーレ法律事務所(東京都豊島区、代表弁護士:石丸幸人、以下アディーレ)は、三重県内2拠点目となる津支店、愛知県内3拠点目となる豊橋支店を、9月28日(月)に同時開設いたしました。

普通。リーガル・サービスは優しく言い換えればいいとも思うが、弁護士事務所の頭いい感を出そうとするならアリかも。合計出店数を書かないのは自信の表れかな。普通の企業ならここで、総合計も言いたいところ。

 

あと、弁護士事務所の同時開設って、「同時」にあまり意味はない。あまり言いすぎると、何がウリなの?とわからなくなる。本文は取ったほうがいいね。

■相談しやすいのは弁護士費用の不安がない法律事務所
借金の悩み、交通事故、離婚や浮気・不倫…、もし、あなたがこれらの法律トラブルに直面し、弁護士に相談するとしたら、どのような弁護士を選びますか?中 京3県で実施した調査の結果によると、相談したい法律事務所の条件として、「法律相談が無料」(61.1%)、「弁護士費用の明示」(56.2%)といっ た回答が多く、費用に関する不安のない法律事務所が必要とされていることがわかりました。

うひーあざとい笑 リリース内容ではなく、自分のところの存在意義をこれでもかとアピール。それを修飾語じゃなく、データで言う。これ、プレスリリースというより、一般ユーザーに読ませたがってるよね。

アディーレでは、創立当初から一貫して“身近な弁護士”を目標に掲げ、「ご相談は何度でも無料」、「弁護士費用の明示」を早くから実施しております。さら に、債務整理・過払い金の請求手続のご依頼では、着手金を全額返金する「返金保証制度」、交通事故の被害と浮気・不倫の慰謝料については、費用倒れを防ぐ 「損はさせない保証」を導入しており、弁護士費用への不安を解消するためのサービスに取り組んでまいりました。

うまい。ユーザーの心理障壁を正面から崩しに行ってる。「アディーレ」という単語をほとんど使っていないのもレベルが高い。これ、経験者が書いてるよね。「さらに」のあとの句点から感じる。語尾のダブりがなく、誤字もない。~おります、の次文に~導入しており、がやや目につく程度か。最後の「取り組んでまいりました」も慇懃無礼に見えるので、「取り組んできました」でいい。自分たちの努力なんだから。

■津支店、豊橋支店、中京エリアに2拠点同時オープン!
この度、9月28日(月)、三重県に津支店、愛知県に豊橋支店を同時オープンいたしました。これまでも中京エリアでは、四日市支店、名古屋支店、岡崎支店 を構え、多くの方の法律トラブルを解決してまいりました。さらに、地元のさまざまなテレビ番組に所属弁護士が出演して、弁護士や法律を身近に感じてもらう ための活動を行っております。その結果、アディーレは、中京3県で、約70%の認知を得ることができています。

2拠点同時オープンにより、これまで以上に弁護士に相談しやすい環境を実現することができました。今後も、弁護士に相談しやすい環境づくり、弁護士を身近に感じてもらうための活動に力を注ぎ、ひとりでも多くの方の法律問題を解決してまいります。

で、同時オープンの話。リードじゃないんだから、ここに「この度」は不要かな。この「さらに、」は取っても通じる。「環境を実現することができました」は突然の上から目線かな。同時もくどい。同時って、意味ないよね? そんなに手間がかかったのか? ユーザーには関係ないし、メリットもない。

 

そんな中、中京エリアに津支店と豊橋支店をオープンすることで、これまで以上に弁護士に相談しやすい環境をご提供したいと考えています。今後も~

 

みたいに、下から行くほうが好感度高い。

 

で、データが続き、最後に事務所の説明。シンプルで頭の悪そうな文章もなく、情報がわかりやすいリリース。内容が元から薄いのでインパクトはないが、この製作者はなかなかの腕と見た。

本日のリリース 

www.adire.jp